今回は、フリーランスとして、大手外資系フードチェーンや大手雑誌社などのSEOを始めとするデジタルマーケティング支援をされながら、NPO法人 代表でもある安部怜史さんに、根掘り葉掘りとインタビューをさせて頂きました。
私自身、なんでこんな尖ったスペシャリストが、factoriaのメンバーになってくれたんだろうと、安部さんの仕事内容やクライアント企業を知る度に驚いています。
加えて、安部さんは、SEOはもちろん、SNSなどデジタルマーケティングの相談やNPO法人設立時の相談など、factoriaのメンバー向けにも手厚いサポートをしてくださっていて、人柄も手腕もとても心強い存在です!
それでは、早速、お話を伺っていきましょう!
今、どんなことをされていますか?簡単に自己紹介をお願いいたします。 フリーランスとして国内外数社のクライアント企業のSEOを主としたデジタルマーケティング支援と、インバウンド観光事業のNPO法人の運営をしています。
なぜ、フリーランスとして独立しようと思ったのですか?
もともと、大学在学中にITコンサルの仕事にすごく興味があり、なんとなく将来は個人で仕事をやっているイメージを持っていましたし、そのようになりたいと考えていました。
実際に就職すると「自分で決断し責任を持って、もっと成長している、事業を大きくする感触を得たい」と思うようになり、個人で働きたい意志があるし、性も合っているなと思っていました。
上下関係などのしがらみなどなく、事業成長のために、良い議論ができるような体験をしたいなと思い、組織よりも自分で決断できるフリーランスとして独立という方向でいきたいと思い、独立しました。
独立前のキャリアを教えていただけますか?
新卒で日本能率協会に就職し、ITコンサル部門に配属されました。2008年のリーマンショックで、同社の仕事が劇減し、SEに配属替えされそうになったのですが、その仕事はしたくはないということで、退職。 ITコンサルに従事できる企業4社程転職しました。
具体的には、ドイツの自動車会社のシステム管理やソリューション会社にて、一括で業務システム管理を請け負う会社で3年間働き、経験も実績も積み、プロジェクトリーダーを任せてもらえるようになりました。
その後、同社の業務で携わったSAPに転職したのですが、日に日に、サイドプロジェクトとして立ち上げていた訪日インバウンドマーケティング事業を行うNPO法人に専念したい思いが強くなり、1年程で退職しました。
それからはNPO法人に専念し、イベント、PR、SNS運用などマーケティング全般をやっていました。
NPO法人の立ち上げ当初から事業はうまくいっていましたか?どうやって収益をあげていましたか?
収益は、イベント開催で上げていました。
イベントの集客は、Meetup、Facebookで告知していました。Facebook Japan株式会社が設立された年でもある2010年当時は、Facebookページの運用に力を入れていて、アンテナの高いユーザーに見つけてもらえたり、フォロワーなどからどんどん派生していきました。当時は、やりやすかったんだと思います。
それ以前に、カウチサーフィンというサービスに登録し、数百人の外国人を自宅に泊めるホストをしていたこともあり、外国人が楽しんでくれるイベントのクオリティには自信がありましたし、高評価もいただいたりしていて結果も出ていました。しかし、収益は厳しかったですね。
イベントだけでは収益化できないから、小売店のSNS運用を担ったり、トリッピースや筑波大学の研究会と連携しインバウンドのニーズ調査事業をしたり、南千住の町との連携したりしていました。
また、東京都と新宿区などが支援・共催するイベントへのインバウンドマーケティング支援を現在まで行なっています。
それだけの連携を構築できるには、イベント参加人数やサービス登録者数などのコミュニティに起因する集客力があるからだと思うのですが、そのコミュニティをつくるのは大変でしたか?また、どのようにコミュニティづくりをやられていたのですか?
「クオリティの高いイベントを作り、コミュニティをつくる」ということを大事にしていました。
Meetup登録数は2012年から2013年の丸一年で1000人(イベント開催2-3回/月)、2021年のMeetup登録数8000人です。
内容によりますが、一度のイベントで30~数百人が参加してくれていました。
やっぱり、人と交流しているのが楽しいですね。
factoriaとの出会いを教えていただけますか?
2019年に西荻に引っ越してきて、近所でコワーキングスペースを検索し、知りました。
factoriaに加わってみての感想はどうですか?
普段の使い方は、作業に没頭してます。長時間作業がしやすい椅子やテーブルなど機能面もいいです。
また、他のメンバーとコミュニケーションがでいるのがいいですね。事業者同士で話ができる、自分がサポートできることがあるのでコミュニケーションしやすいです。
どんな人にメンバーに加わってもらいたいですか?
完成されたものよりも、これから新しいスキルを得ていったりと切磋琢磨できる人。
自分の専門分野であるSEOの話ができる同業者がいたらいいなと思います。スキルアップ、成長したいです。
これから起業される方へのメッセージをお願いします。もしくは、独立同時のご自身へのエールでもOKです。
「そのままがんばれ」です。
そう言えるのも、死ぬほど働きまくった過去のおかげで、今の事業がうまくいっているからです。そのくらい働けば、絶対うまくいきます。(断言!!)
自分よりも若い人に向けては、自分の経験から言えることは「せっかくだから、死ぬほど働きまくれ、そうすればうまくいく」
自分は、勉強は全然できなかったですが、事業はそのくらい没頭してやりました。
また、打算的にやらないほうがいい、目の前にあることをやるというのも伝えたいです。
最後に、これからやっていきたい夢を教えてください。
今後は、引き続き世界トップレベルのSEO・デジタルマーケティングスキルを磨いて様々な事業の成長を支援しつつ、グローバルな事業を自身でも創出していきたいと思っています。
プライベートでは、コロナ次第ですが台湾や世界各国に移住をしたいと思っています。
安部怜史(さとし)さんプロフィール
フリーランスとして国内外数社のクライアント企業のSEOを主としたデジタルマーケティング支援と、インバウンド観光事業のNPO法人の運営。
メディア 海外フリーランス マーケターのWEBサービスレビュー&SEOメモ Marktizeサイト: https://marketing.culturize.org/ NPO法人Japanizeサイト:https://japanize.org/
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